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❶
本剤は国内で創製、開発された低分子化合物の静注用カルシウム受容体作動薬です。
●本剤は透析終了時の返血時に透析回路静脈側に注入するプレフィルドシリンジ製剤です。
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❷
維持血液透析下のSHPT患者を対象とした国内第Ⅲ相長期投与試験において、投与後52週の血清intact PTH(iPTH)濃度の目標達成率※1は94.2%でした1)。
※1:血清iPTH濃度が60pg/mL以上240pg/mL以下を達成した患者の割合
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❸
血清Ca濃度に応じて最低用量の25μg又は50μg※2から開始できます。また、本剤は注射剤であり医師の管理のもと用量調整や投薬管理が可能です。
●25、50、100、150、200、250、300μgの7種の規格があります。
※2:血清Ca濃度が9.0mg/dL以上の場合は、開始用量として1回50μgを考慮すること。
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❹
血液透析患者における主要な排泄経路は透析による除去(透析除去率78.40~100%)であり、50、100、200μgで検討したところ、反復投与による血漿中薬物濃度の上昇は認められませんでした2)。
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❺
重大な副作用として、低カルシウム血症、QT延長があらわれることがあります。
その他の主な副作用(0.5~1%未満)は、水晶体混濁が報告されています。
添付文書の副作用及び臨床成績の安全性の結果を参照してください。
- 1)社内資料:第Ⅲ相試験-長期投与試験-維持血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症患者を対象とした長期投与試験-(承認時評価資料)
- 2)社内資料:第Ⅰ/Ⅱ相試験-維持血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症患者を対象とした単回及び反復静脈内投与試験-(承認時評価資料)